確定申告は、1年分の税金を納めるために必要な手続きです。
「なんだか難しそう」と感じる人もいるかもしれませんが、メンズエステで安心して高収入を得るために重要な手続きです。
基本的な知識としてしっかりおさえておきましょう。
今回は、メンエス嬢が確定申告する重要性や申告の流れ、手続きのポイントなどを解説します。
確定申告についての理解を深めたいという人の参考になれば幸いです!
2023.01.25
目次
確定申告は、1年分の税金を納めるために必要な手続きです。
「なんだか難しそう」と感じる人もいるかもしれませんが、メンズエステで安心して高収入を得るために重要な手続きです。
基本的な知識としてしっかりおさえておきましょう。
今回は、メンエス嬢が確定申告する重要性や申告の流れ、手続きのポイントなどを解説します。
確定申告についての理解を深めたいという人の参考になれば幸いです!
青色申告と白色申告の大きな違いは、控除額が異なる点です。
青色申告は最大65万円が控除されるものの、申告時の手続きが複雑になります。
一方で、白色申告は手続きは簡単ではあるものの、控除額が最大48万円。
こういったメリットとデメリットを踏まえ、自分に適したほうを選んでくださいね♪
メンズエステでは、セラピストに渡す給料明細に「税金10%」という差し引き項目を記載するケースも多くあります。
そのため、「お店が代わりに税金を納付しているだろうから、確定申告しなくてもいいや」と勘違いしている人もいるのではないでしょうか。
しかし、お店と雇用契約を結んでいない限り、お店が代わりに税金を負担してくれることはありません。
まずはお店との契約内容を確認した上で、「所得税」が引かれていないかをチェックしてみてください。
もし雇用契約がないのに、確かに所得税が引かれている場合、処理のミスかもしれないのでお店に確認しましょう!
確定申告とは、その年の所得を報告し、所得税を確定・支払いするための手続きです。
会社員などの給与所得者であれば、勤務先の企業が年末調整し、所得税の計算や支払いを代行するため、確定申告は必要ありません。
しかし、個人事業主や、副業で20万円を超える所得がある人は、確定申告の対象となります。
確定申告には、「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。両者の主な違いを、下表にまとめました!
メンズエステで働く女の子は、ほとんどが「個人事業主」としての業務委託で、お店との雇用契約はありません。
そのため、基本的に確定申告が必要です。
ただし、「本業はサラリーマンで、副業としてメンエスで働いている」という場合であれば、所得が20万円を超えていない限り確定申告する必要はありません。
とはいえ、メンエス嬢は高収入が得られる仕事なので、収入が少なくて確定申告の対象外となるケースはほとんどありません。
基本的には、確定申告をするつもりで意識しておくことがおすすめですよ♪
確定申告しなかった場合、納付すべき額に対する「無申告加算税」が課せられます。
無申告加算税の税率は、納付税額の50万円までの部分には15%、50万円を超える部分には20%です。
さらに、延滞税(年14.6%)の加算、2年連続で忘れた場合には青色申告の取り消しなどのペナルティもあります。
何より「脱税」とみなされ、税務署から今後も厳しい目で見られ続けるかもしれません。
もちろん、意図的に忘れたわけではなくてもペナルティの対象となります。
確定申告を忘れることは、絶対にNGなのです!
税金を抑えるために効果的な方法が、経費を適切に計上することです。
所得税は、収入から経費を差し引いた所得額を基に算出されるので、経費が高いほど納付額も少なくなります。
なお、経費計上自体は青色申告・白色申告のどちらも可能です。
ただし、青色申告で経費を計上するには、項目ごとに細かく記載した帳簿が必要となります。
さらにここでは、メンエス嬢が確定申告で計上可能な経費について、代表的なものを紹介します☆
メンエス嬢としてお客様を喜ばせるためには、「自分をきれいに見せること」が欠かせません。
メイク用品や美容用品などの購入にかかる美容品代や、仕事前のヘアメイクをはじめとした美容院代は、経費としての計上が可能です。
ただし、定期的なヘアカットや冠婚葬祭におけるヘアメイクなど、プライベートで発生した費用は経費計上ができません。
仕事での出費と混同しないよう、しっかりと分けることが大事ですよ♪
仕事で使う衣装を自分で購入した場合は、経費の対象となります。
働くお店の雰囲気に合わせたり、お客様の好みのデザインを選んだり、季節のイベントに合わせたり、メンエス嬢として活躍するには柔軟な衣装選びが重要ですよね♡
もちろん衣装は経費計上可能です!
注意しなければならないのは、あくまで、サービス提供時に使用する衣装分の経費だけが計上できること。通勤・退勤で着用する服は含めないようにしてくださいね!
なお、衣装代を経費計上する際は、基本的に「消耗品費」にすると良いでしょう。
通勤時に利用した公共交通機関の費用や、車で通勤している場合のガソリン代は、「旅費交通費」として経費計上が可能です。
また、出張などの業務に関係する移動費用も、経費計上できる範囲に含まれます。
なお、お店から交通費が支給される場合は計上できないので、注意してくださいね。交通費が支給されているのかわからない場合は、契約書や給与明細を見ると良いですよ♪
電車やバス、タクシーなどの公共交通機関は、プライベートでもたくさん利用すると思います。
このプライベートで利用した交通費と仕事で利用した交通費がごちゃ混ぜにならないよう、領収書の管理を徹底しましょう。
通信費として該当するものとしては、電話料やインターネット料、郵便料が挙げられます。
例えば、お客さんやお店とのやり取りに携帯電話を使う場合や、書類を郵送した場合は、「通信費」の科目で経費計上が可能です。
通信費を経費計上する際に気を付けたいのが、スマホやパソコンをプライベートでも使っている場合には、配分して計算する必要があること。
あくまで仕事にかかった分だけを計上しなければなりません。
配分方法に決まりはありませんが、「使用時間」を基準に計算するケースが多い傾向です。
例えば、1日(24時間)のうち8時間仕事しているのであれば、3分の1の金額を経費計上します。
お客さんに渡す名刺は、メンエス嬢にとって欠かせないアイテムですよね。名刺は、お客さんに渡せば当然減っていくものなので、「消耗品費」として経費計上できます。
とはいえ、必ずしも消耗品費にする必要はなく、お客さんに自分のことを知ってもらうためのPR要素が強いのであれば、「広告宣伝費」でも問題ありません。
消耗品費は、「耐用年数が1年未満か、取得価額が10万円未満」で、短期間で消耗するものが該当します。
例えばペンやノートなどの事務用品、ティッシュをはじめとした日用品は消耗品です。メンエス嬢として働く中では、多くの消耗品を購入するので、最も使用する項目の1つになります。
机や椅子などの備品も、10万円未満で購入したのであれば、消耗品費として計上して問題ありません。
確定申告の必要性について理解したところで、次に気になるのが具体的な進め方です。確定申告は公的な制度なので、決められた流れに沿って手続きを進める必要があります。
また、申告のために必要な書類も複数あるため、流れを把握するだけでなく、事前に書類を準備しておくことも重要ですよ!
確定申告にあたって準備が必要な書類は、下記の通りです。
【青色申告と白色申告】 | ・源泉徴収票 ・各種保険料の控除証明書 ・医療費控除の証明書 ・経費の領収書 ・確定申告書B |
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【青色申告のみに必要】 | ・青色申告決算書 ・賃借対照表および損益計算書 ・所得税確定申告書第三表 (分離課税用) ・所得税確定申告書第四表 (損失申告用) ※「賃借対照表および損益計算書」 は65万円控除を受ける場合のみ |
【白色申告のみに必要】 | ・収支内訳書 |
このうち、各種保険料の控除証明書については、加入している保険機関から10月〜11月に送付されます。
また、確定申告書Bをはじめとした申告用の書類は、個人事業主として登録している場合、登録住所に郵送されてくるため保管しておきましょう。
登録していない場合は、税務署に行って書類を受け取るか、インターネット上での申告を選ぶと良いですよ。
さらにここからは、確定申告の基本的な流れと、手続きのポイントを紹介します!
まずは、1年分の源泉徴収票や領収書を整理する必要があります。
複数店で勤務しているメンエス嬢の場合は、源泉徴収票がお店ごとに交付されるので、勤務先に早めに確認しておきましょう。
領収書や給料明細などをもとに、1年分の帳簿を整理します。
細かい作業が多くて大変ですが、正しく確定申告する上で重要なステップなので、丁寧に進めましょう。
1年分をまとめて整理するのは大変なので、「1週間」「1か月」などの単位で整理することがおすすめです。
整理した情報をもとに、確定申告書を作成します。手書きで作成することもできますが、最近は確定申告用のソフトが増えており、必要に応じて活用すると良いですよ。
特に青色申告の場合は、複雑な書類が多いので、専用ソフトを使うと作成がスムーズに進みやすくなります。
もちろん、白色申告であっても、帳簿整理から書類作成までを一貫して行えるのでソフトの活用が便利です!
確定申告の方法としては、税務署に紙ベースで提出する方法と、「e-Tax」を使って電子申告する方法の2種類があります。
青色申告で65万円控除の適用を受けるには、「e-Tax」による申告が必須で、紙での提出は最大55万円控除となります。
ただし、税務署では申告方法などを教えてもらえるので、確定申告やパソコン使用に慣れていないのであれば、税務署に行くのがおすすめですよ♪
確定申告は、その年の分を翌年2月中旬〜3月中旬の期間に申告します。
申告期間は約1か月設けられてはいるものの、申告できる状態になるまでには手間と時間を要するので、なるべく早めに着手しておくことがおすすめです。
早めに進めることで、わからない点やトラブルがあっても、余裕を持って対応できますよ♡
確定申告に対して、「難しそう」「間違えたらどうしよう」など、自分での申告に不安を抱えるメンエス嬢は少なくありません。
そこで最後に、メンエス嬢が確定申告するにあたっておさえておくべきポイントを3つ紹介します!
確定申告の書類には、翌年度の住民税の支払い方法を選択する項目があります。
副業としてメンエスで働いていることを、本業の勤務先に知られたくない人もいるでしょう。
その場合、「給与から天引き」ではなく「自分で納付」に◯をつけると住民税の納付書が自宅に届くので、勤務先にバレることがなくなりますよ♪
経費計上できる買い物のレシート・領収書は、全部保管しておきましょう!
確定申告の内容に誤りがある場合、税務署から問い合わせが来る可能性がありますし、数年後に税務調査が入ることもあります。
いずれの場合も、レシートや領収書を提示して、内容の根拠を説明しなければなりません。
最近はレシートや領収書がインターネット上で発行されるケースもあるので、しっかり確認・保管しておきましょう。
確定申告に不明点があれば、1人で解決しようとしないことがポイントです。
意図的ではなくても、申告方法や金額の誤りが脱税として扱われる場合がありますし、それが数年後に判明すれば無申告加算税や延滞税もかさみます。
税務署の窓口に問い合わせたり、税理士に依頼するなど、知識のある専門家への相談を積極的に検討してみてください♡
確定申告は、1年分の所得を報告して税金を納めるための手続きであり、事業所得が48万円を超える個人事業主や、20万円を超える副業所得があるサラリーマンが対象です。
メンエス嬢は高収入を得られる職業なので、ほとんどの人は確定申告が必要になります。
ぜひ、当記事でご紹介した申告の流れやポイントなどを踏まえて、確定申告を完了させてくださいね♪もしメンズエステ未経験者の女性で「不安が無くなった」というかたはメンズエステでの副業を検討してみてください。