「フェムテック」「フェムケア」という言葉を聞いたことはありますか?
近年、あらゆるシーンでよく耳にするようになったフェムテック・フェムケアですが、言葉の具体的な意味や注目されるようになった理由を知らない女性も多いでしょう。
そこで今回は、フェムテック・フェムケアの基本的なことからフェムケアの主な方法までを詳しく紹介していきます!快適な生活を送るためにも、女性の皆さんぜひ最後までご覧いただければ幸いです♡
2023.10.26
目次
「フェムテック」「フェムケア」という言葉を聞いたことはありますか?
近年、あらゆるシーンでよく耳にするようになったフェムテック・フェムケアですが、言葉の具体的な意味や注目されるようになった理由を知らない女性も多いでしょう。
そこで今回は、フェムテック・フェムケアの基本的なことからフェムケアの主な方法までを詳しく紹介していきます!快適な生活を送るためにも、女性の皆さんぜひ最後までご覧いただければ幸いです♡
フェムテックとは、「Female(女性)」と「Technology(技術)」を組み合わせて作られた造語です。
女性の身体や心に起こり得る課題を「テクノロジーの力を使って解決させよう!」と考えて作られた商品・サービスのことを指します。
なお、フェムテックにおける「女性に起こり得る課題」の範囲には、月経・妊娠・出産・婦人科系疾患などが挙げられます。
フェムテックとよく似た言葉に「フェムケア」があります。この2つの違いを簡単にまとめると、次の通りです!
フェムテック | フェムケア | |
---|---|---|
語源 | 「Female(女性)」×「Technology(技術)」 | 「Feminine(女性の)」×「Care(ケア)」 |
特徴 | テクノロジーを使う | テクノロジーを使わない |
目的 | ITを活用したデジタルサポート | 物理的なケア・サポート |
具体的な商品・サービス例 | 妊娠・不妊関連アプリ | 吸水ショーツや月経カップといった生理用品 |
フェムテックとフェムケアはいずれも女性ならではの健康に関する商品・サービスを展開しているものの、「目的」と「テクノロジーが関与しているかどうか」に大きな違いがあります!
フェムテックは女性ならではの健康問題を解決を目的とした商品・サービスであり、ITを活用したデジタル的なサポートが特徴。
一方で、フェムケアは女性ならではの健康維持を目的とした商品・サービスであり、デジタル要素を抜きにした物理的なケア・サポートが特徴です♡
フェムテック・フェムケアが広まったのは、ここ数年のこと。なぜ急に注目を集めるようになったのか、その理由としてはいくつかの社会的背景が挙げられます。
ここでは、フェムテック・フェムケアが注目される理由について詳しく解説します!
IT・テクノロジーの進化は、世界的に目を見張るものがあります。AIサービスの普及や数多くのアプリの登場など、私たちの生活にはテクノロジーの影響が大きいですね♡
特にフェムテックは、これらの技術を駆使して女性の健康サポートを行うのが特徴!そのため、フェムテックへの関心も自然と高まっているんです♪
フェムテック・フェムケアの関心を引き起こした要因の1つとして、女性の社会進出が挙げられます。
女性が多様な役割を果たす中で、女性特有の健康的な課題もクローズアップされるようになりました♡
一昔前では、女性の身体や心の悩みは公にされることはあまりありませんでしたが、最近では、生理や妊娠、出産、更年期などの課題が企業でも取り上げられるようになっています。
女性の社会進出とは裏腹に、女性ばかりに負担がかかるという現状を改善させるべく、社会全体で女性の健康をサポートしていこう」という考えが拡大し、フェムテックが注目を集めるようになったのです♡
また、SNSによって女性の悩みがオープンになったのもフェムテックが脚光を浴びるようになった理由の1つと言えますね!
SDGsにおける目標の1つ「ジェンダー平等の実現」を意識したことで、フェムテック・フェムケアへの関心が高まっています。
従来の日本の文化では、男性中心の価値観が主流でしたが、世界的なジェンダー平等の動きを受けて、日本の意識も変わりつつあります。
この変化の中で、女性も一員として働きやすい環境を作るためのサポートが必要とされ、フェムテック・フェムケアがより注目されるようになったのです♪
デリケートゾーンのケアは男女問わずとても大切で、世界的にも重要視されています。
しかしそんな中、日本人はデリケートゾーンケアの意識がさほど高くなく、「日本はデリケートゾーンケア後進国」とも言われているんです><
フェムテック・フェムケアをより普及させるためには、デリケートゾーンケアがいかに大切かを一人ひとりが理解することが重要となります!
ここからはなぜデリケートゾーンケアが重要なのか、具体的に解説していきますね。
正しくデリケートゾーンケアをすることで、デリケートゾーンの黒ずみ・ムレ・かゆみといったトラブルを予防できます。
通常、デリケートゾーンは露出しないため、通気性も悪く清潔に保つのが難しい部分です。
小まめにケアをしないと、色素沈着で黒くなったり、生理用品でムレてニオイやかゆみなどのトラブルが発生したりします><
デリケートゾーンケアをすれば、これらの不快な症状を防げるので、心身共に健康で快適に過ごせるようになりますよ♪
デリケートゾーンをきちんとケアしておくことで、女性ホルモンの正常化あるいは活性化が期待できます!
実は、デリケートゾーンのコンディションとホルモンバランスはとても深い関係にあるんです。
例えば、ホルモンバランスが変化しやすい20代〜40代は、ニオイやおりものなどデリケートゾーン関連の悩みが多発しやすい傾向にあります。
また、女性ホルモンの分泌量が減ってくる35歳前後からは、膣の緩みが気になったりデリケートゾーンのシワができたりすることも。
このように、ホルモンバランスが変化するとデリケートゾーンの状態も変わります。
逆に、デリケートゾーンをしっかりとケアしておけば、ホルモンの活性化によるメンタル・ホルモンバランスの安定化につながります!
肌の調子が良くなるといった美容面の嬉しい効果も期待できますよ♪
デリケートゾーンをケアし、常に清潔な状態を保つことによって、免疫力の低下も防げます。
デリケートゾーンには、ウイルスなどの侵入を防ぐために粘膜があります。この粘膜は、残念ながら加齢とともに減少していくと言われているんです><
なぜ加齢によって粘膜が減少するのか、その理由としてはホルモンやコラーゲンの減少が大きく挙げられます。これらは加齢だけでなく、乾燥などによっても生じる問題です!
そのため、デリケートゾーンが乾燥しないように保湿ケアをして、常にデリケートゾーンが潤った状態にキープする必要があります。
ひとくちにデリケートゾーンの悩みと言っても、年齢によって悩みの内容も適切な対処法も異なります。
デリケートゾーンケアの方法を知る前に、まず自分の年齢にはどういった問題が生じやすいのかを理解しておきましょう☆
20代〜30代に多いデリケートゾーンの悩みには、ニオイと皮膚のたるみがあります。
20代〜30代の若い女性に多い悩みは、ニオイです。彼氏や旦那さんとセックスをする際、気になって行為に集中できないという女性もいるでしょう。
また、この年代では妊娠・出産を経験する女性も多いです。妊娠・出産はホルモンバランスの乱れが激しく、筋力も落ちやすいため、デリケートゾーンの状態も大きく変化します。
女性ホルモンが減退していく40代〜60代は、デリケートゾーンの状態に加えて次のような悩みが生じることもあります。
デリケートゾーンも、当然加齢とともに老化していきます。デリケートゾーンが老化すると、妊娠・出産経験の有無に関わらず、たるんだり膣圧が低下したりといった問題が出てくるんです><
いつまでも若々しくいたいと願う女性にとっては、辛い現実ですよね。
年齢ごとに悩みの種類が異なるものの、多くの女性がデリケートゾーンに関して何らかの悩みを抱えています。
しかし、日常的にデリケートゾーンをケアすれば、問題を軽減あるいは予防できる可能性があるんです!
ここでは、フェムケアの主な方法を6つ紹介します。
日常的に取り入れられるものから挑戦していきましょう!
デリケートゾーンを洗う時は、デリケートゾーン専用ソープを使うのがおすすめです♪
デリケートゾーンを清潔に保つためには、小まめに洗うことが大切!しかし、一般的な石鹸は刺激が強く、デリケートゾーンがヒリヒリしたりかゆみが出たりするおそれがあります。
一方、デリケートゾーン専用ソープは低刺激・弱酸性で作られているものが多いので、皮膚に優しく、かつ気持ち良く洗えますよ♪
また、デリケートゾーン専用ソープの中には菌の繫殖を防ぐ効果を持つものもあるので、繰り返す細菌性膣炎やカンジダ症に悩む女性には特におすすめです!
デリケートゾーンを綺麗に洗ったら、必ず保湿しましょう!
デリケートゾーンは、年齢とともに乾燥していく傾向があります。乾燥によるかゆみが生じてしまうので、しっかりと保湿して乾燥を防ぐことが大切です。
他の肌と同様に保湿ケアすれば女性器を若々しい状態に保ちやすくなります。
ハリのある綺麗なデリケートゾーンを維持できれば、気持ちも前向きになれるでしょう♪
膣トレーニングで骨盤底筋群を鍛えると、女性の身体にさまざまな嬉しい効果があります♪
例えば、膣の締まりを良くすることによる尿漏れの予防や生理痛の軽減、下腹部のシェイプアップ。さらに、濡れにくい体質の改善や性行為における感度アップも期待できます。
膣トレーニングは、多くの女性が抱えているさまざまな悩みに関して幅広く関与するトレーニングなので、前向きにチャレンジしてみましょう!
膣トレーニングのやり方について具体的に知りたい方は、こちらの記事を参考にしてくださいね!
VIO脱毛も、デリケートゾーンを清潔に保つうえで重要なポイントです!
女性の陰毛は、尿の出口と膣口にかなり近い位置にあります。そのため、陰毛には汚れが付着しやすく、デリケートゾーンを不衛生にしてしまう大きな要因になりかねません。
また、陰毛が多いことでデリケートゾーンがムレやすくなり、肌荒れを起こす可能性もあります><
こうした問題を防ぐためにも、デリケートゾーンケアとしてVIO脱毛もよく選ばれています。毛が薄い・ツルツルのデリケートゾーンは男性からも好まれやすく、一石二鳥となることも♡
デリケートゾーンを衛生的に保つためには、とにかく通気性が大事です!生理用品を使う際は、できるだけ通気性が高いものを選びましょう。
例えば、通気性に優れたフェムケアグッズとして次のようなものが人気です♪
こうしたフェムケアグッズを愛用すれば、デリケートゾーンに関するストレスも減らせるでしょう。
すでに女性器の皮膚がたるんでいたり黒ずんでいたりなど、セルフケアでは対処しきれない場合もあります><
「自力でなんともならない……でも、なんとかしたい!」という女性は、婦人科で適切な治療を受けてみると良いでしょう!
治療法はクリニックによって異なり、レーザーや注射を使った手軽な治療もあれば、メスを入れる本格的な治療までさまざまです。
セルフケアに難しさや限界を感じている女性は、一度クリニックに相談してみてくださいね♡
フェムテック・フェムケアは、女性が過ごしやすい社会を築くうえでとても重要なものです。
女性のために開発されたアプリやグッズも多いので、それらを上手に活用していくと女性特有の悩みを軽減できるでしょう!
また、膣トレーニングのようにセルフケアで身体・心のケアができる場合もあります。
ここまでの内容を参考に、ぜひ自分に合ったフェムテック・フェムケア製品を試してみてくださいね♡